どんなマンボウで在りたいか

以前、”マンボウの死因一覧”という記事が流行ったらしく、ネット上でよく見かけた。「まっすぐしか泳げないから岩に直撃して死亡」とまではいかないかもしれないけど、私の人生もマンボウに似ていて、とにかく真っすぐ何も見ず(というか見えず)、突っ走ってきた。

前につんのめって、顔面から倒れて血を流しながらも、そのまま24時間ほふく前進し続けることで、かろうじて人間らしい人生を歩んで・・・いない気もするけど、まあいいや(笑)

流せるだけの血を流して貧血気味になってきたのか、最近やっと、「あれ?なんかおかしくない?」と思い始めた。そう、アクションを起こす前に一旦立ち止まって考えるということを覚え始めようとしている。「思考の芽生え」とでも言いましょうか。気づけばもう結構良いトシなので、覚え始めるにはあまりに遅い気もするけど。

まあでも、同じマンボウの死因でも、「前から来たウミガメとぶつかる事を予感したストレスで死亡」ぐらいの”立ち止まり感”をもって事に挑むように自分に言い聞かせている。

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椅子を整える

去年の今頃だった気がするんだけど、

「椅子を整える」

ことを習った。

デザイン的な感性を磨くには、目に入るもの全てを綺麗に整えておく必要があるから椅子は綺麗に並べなさい、ということだった。

なんだかやっと、最近これが習慣として身に付いたような気がする。バラバラと並べられていると気になるようになったのだ。ここまで1年。…あまりに長過ぎる(笑)

そして、椅子が気になり始めると、他の”整ってない”ことも気になり始めるようになった。(「整ってないって、山下さんの顔ですか?」と心で呟いた人は、その言葉をぐっと飲み込んでグーで思いっきり自分の顔を殴って欲しい。)

一般的に「ちっちゃなことが大切」といのはこういうことなんだろう。小さな一つ一つのチリツモが、未来の万里の長城の一欠片なのだ。

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人は、失敗からしか学べない

先日、久しぶりにお会いした昔の仕事先の先輩と飲みに行ったら、なにかの成り行きでがつんと怒られた(笑)

「山下ー!おまえなあ、人は失敗から学ぶんだよ。稲森さんが好きなら、稲森さんの本読んでみろ。どこにも成功から学ぶなんて書いてないはずだ。人は失敗から学ぶんだよ。」

と、巻き舌で怒られた。あ、言い方はどうでもいいか(笑)すんごく当たり前なんだけど、そこでがつんと殴られて、「あ、私、最下位にいたんだった」ということがすとんと頭に落ちたのだ。思い返してみれば、私の人生、いつも最下位レベルからのスタートだ。

中学のときは3年生の1学期まで、通知表の成績があと5個ぐらい足りなかった。

高校1年の学年統一模試では、500人中、たしか下から4番目ぐらいだった。

大学では一年生の時から留年の可能性が頭に過った。

社会人では、法人営業のテレアポを、新卒の中で一番最後までとれなくて、私だけ暇人ですっごく焦ったのを覚えてる。

大切なのは、今自分のいる位置を正確に認識すること。

そして、這い上がること。

新年、仕事始め

年も明け、新年が始まりました。遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。今年も頑張っていきたいと思います。

起業からの疲れが知らずのうちに溜まっていたのか、年末から年始にかけて風邪を引き、文字通り寝正月を過ごしました。悔しいけど、まぁでもたまには息抜きをしなさい、ということなのかもしれません。

そんな中、床に伏しながらも観ていたのが、箱根駅伝。母校の青学が往路、復路ともに優勝という快挙を果たしました。やっほー!後輩よ、おめでとう。自分も負けてられないと背中を押してもらった気がしました。負けんよ!(笑)

昨年は、自分なりに総括すると、投資家の村口和孝さんがおっしゃられていた「起業家で使う能力と会社員で使う能力は全く別物だ」ということを身体で痛感した年だった。例えば、会社員時代には全く意識していなかったキャッシュフローは、今では生きていくためには考えなければならない最重要事項である。会社員時代に、

「なんでそんなにこの案件急かすの?!ぷー!(怒)」

と膨らませていたほっぺを、当時の社長に代わってグーでパンチしたい(笑)

今年は、自立して生きていていくことを目標としながら、自立というのは実は自分一人では成り立たないので、周囲の皆さまとの関係性をしっかりと大事にし、価値がありより市場から認められ、必要とされる商品やサービスを提供していきたいと思っています。

あと、寝正月で肥えたお腹(怖くて未計測)も、どうにかしなくては。