成果を上げる源泉

経営学の父と呼ばれるピーター・F・ドラッカーは、成果を上げることは天賦の才能ではなく、習慣であると述べた上で、以下のように述べている。

われわれに必要なものは、専門分野の一つに優れた人を、いかに活用するかを知ることである。すなわち、彼らの能力を発揮させる方法を知ることである。資源の調達を増やす ことができなければ、資源の産出を増やさなければならない。成果を上げる方法を知ることこそが、能力や 知識という資源からより多くの優れた結果を生み出す唯一の手段である。(プロフェッショナルの条件・178/79p)

ここでは、ドラッカーは組織のマネージメントについて述べているが、個人にも当てはまる。

「資源の調達を増やす ことができなければ、資源の産出を増やさなければならない。」

資源の算出を増やすのに大切なのは、自分が成果を上げた時に、その要素を分解して、どれが成果を出すポイントにキーとなっているのかを分析して、再現を可能にすることだろう。

 

顧客が自分と合っていたのか?

商品を生み出すための環境が整っていたのか?

ビジネスモデルが自分の特質と合っていたのか?

 

考えられる要因を絞り、そこに再現性を持たせることが重要だ。私の場合、成果を上げると、「やったー!」で終わってしまいがちなので(笑)、ここが収益の源泉であるということをきちんと認識していたい。

「成果を出す」

ことは運も関係しているかもしれないけれど、

「成果を出し続ける」

には、習慣化するための訓練が必要なのだと思う。

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