ガラパゴスとマーケット戦略

営業をしていると「情報イコール善!」となり、マーケットでできる限り多くの情報を得て、それに合った商品を作りたくなる。しかしそれが最適な戦略かというと、そうでもない。

 

ガラパゴス諸島のような環境で、その組織の独自の理論で開発されたものは、マーケットで創られた商品よりも差別化がされている。「差別化」とは「みんなと違う」ということであり、だから「みんな」で商品を作っている限り、他と全く違うものが生まれるということはそうそう起こらない。

 

では、ガラパゴス諸島が万能!というとそうでもなくて、その中で作られた商品はまったくマーケットニーズに合わず、開発コストが無駄になるリスクも含んでいる。

 

組織には、「ガラパゴス諸島」と「みんな」の橋渡し役を務める人が必要だ、というのもこの問いに対する一案ではないだろうか。ガラパゴスの中で製品開発すること重要タスクだと意識しならが、そこで開発されたものがマーケットへの波及性があるかどうかを暖かく見守り、ズレすぎている場合には速やかに軌道修正をする。そうすることで極力無駄な開発コストを省き、かつユニークなものが生まれるのではないだろうか。

 

イメージとしてはこんな絵の感じ。

写真-18 のコピー

・・・今日一番の発見は、いつもクオリティの高いイラストを見ているからといって、自分がそれを描けるようになるわけじゃないってことだ。高校生のときの美術の成績「2」(10段階中)は今も健在だった。笑