理論と実践の反復横跳び

人の話を聞いてると、「動くことしか脳がない、サルかあいつは!」と動くことを批判する理論派か、「机に向かって、いつかお尻と机が離れなくなるんじゃない?」と熟考することを批判する実践派のどちらかのタイプに分かれるようだ。

 

ちなみに、わたしは寝ながらでも歩きたくなっちゃうほどの実践派だ。

 

でも、バランスが取れれば良いなと思う。反復横跳びってご存知ですか?学生の身体検査でやる、3本の線を20秒間の間に何度またげるかを測るやつ。理論と実践を、あんな感じで行き来したい。

★★★

社会人なりたての時に「これは良い本だから読んでおけ」と諸先輩方から言われた本を、ぶーぶい言いながらも、とりあえず読んでいた。内容自体は難しすぎて右から左に流れていっちゃうんだけど、とりあえず「読めと言われたから読もう」と気概だけで本にへばりついていた。甘く見積もっても、脳みそは三分の二は寝ていて、電車で自分が持っている本に居眠りで何度頭突きをしたことか。

でも、そんな”山下を眠りで誘う本たち”が、最近ようやく理解出来るようになって、物事を考えるときの役に立つようになってきた。そしてそれらがいかに有用だったのかを、今更だけど最近身に染みて感じる。実践の先を、理論で組み立てられるようになるのだ。

学習には四つのレベルがある。すなわち、自覚(Awareness)、当惑(Awkwardness)、適用(Application) 、一体化(Assimilation)だ

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか

 

という、まさにこの言葉の通り。

 

実践(≒現場)で大切に作りあげた大切な商品たちを基に、理論でスケーラビリティ(拡張性)を高める。そんな作業の行き来によって収益を生み出すビジネルモデルが生み出されるのではないだろうか。

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